作詩塾では、申し込まれた方の作品をテキストに、ゼミ形式で数人ずつのグループに分かれて行います。
過去の作詩塾
第4回 作詩塾 東京 【作詩講座2024】
2024年9月20日(金)~29日(日) 作詩家協会会議室(四谷)
第4回目の作詩塾。当初は昨年同様に渋谷のアットビジネスセンターで8月31日(土)、9月1日(日)の両日開催予定でしたが、台風の影響で急遽延期。
会場探しに難航したため当協会会議室で、1日1グループで8日間実施という形に変更。担当講師、参加者一人一人に事務局員が確認し、9月20日(金)~29日(日)に行われました。
台風被害が心配される中、事故防止のための日程変更で、都合が合わずやむなく不参加となった方もあり残念な思いもあります。結果、各グループそれぞれが熱のこもった有意義な講座だったという声が多かったようです。
その時の様子を写真と、各講師の感想、参加者の声でお届けします。
会場探しに難航したため当協会会議室で、1日1グループで8日間実施という形に変更。担当講師、参加者一人一人に事務局員が確認し、9月20日(金)~29日(日)に行われました。
台風被害が心配される中、事故防止のための日程変更で、都合が合わずやむなく不参加となった方もあり残念な思いもあります。結果、各グループそれぞれが熱のこもった有意義な講座だったという声が多かったようです。
その時の様子を写真と、各講師の感想、参加者の声でお届けします。
Aグループ講師 たきのえいじ先生
日程の変更もあり参加者は4名。しかし充実した講座であった。氏原さんの「三年坂」は京都の風景の描写が見事。藤乃さんの「優しい傷」は、この逆説的な題にあるように感覚が光っていた。水野さんの「女の純情」はどこか懐かしい昭和の香り。門奈さんの「いいじゃないかよ惚れたのさ」は思い切りの良さあり。各自講座の手ごたえを感じて一日の成果あり。
Bグループ講師 万城たかし先生
当日の参加者は6名で、まず始めに自己紹介を兼ね、持参した作品の意図及び内容を発表いただいた。その後私からコメントを述べました。約2時間半の時間では足りない勢いで意見交換、「CD化が夢」「売り込み策は?」など将来プロとして活躍したい意気込みが感じられ、有意義な作詩塾でした。
Cグループ講師 紺野あずさ先生
Cグループ5人は静岡・埼玉・愛知・東京・千葉在住。そのうち2人が初参加。
作品は演歌系2編、歌謡ポップス系3編で、最初に自作品を朗読、詩のアピール、言い訳OKとして開始。
それぞれが他の人の作品に真剣に向き合い、共感や疑問、発見したことを活発に発言していた。
通信作詩講座受講者の話を聞いて興味を示す参加者がありました。一緒にがんばりましょう。
作品は演歌系2編、歌謡ポップス系3編で、最初に自作品を朗読、詩のアピール、言い訳OKとして開始。
それぞれが他の人の作品に真剣に向き合い、共感や疑問、発見したことを活発に発言していた。
通信作詩講座受講者の話を聞いて興味を示す参加者がありました。一緒にがんばりましょう。
Dグループ講師 こはまかずえ先生
講師陣の中で、私が一番受講生に近い存在、その目線で何を求めているかを考え、持てるだけの知識と経験を駆使しました。一方的な講義ではなく、各作品が良い形に変わるように話し合いを重視した事で、私自身も新発見する事が多かったです。皆さんが作詩塾での閃きを今後に生かしていただけたら嬉しいです。
Eグループ講師 山田孝雄先生
台風一過、日本作詩家協会に集まった5人の塾生は、作詩の道を極めようと、和気藹々とそれぞれの作品に意見を述べ、自分の作品の制作意図を表現してくれました。
時間が足りない程で、いいメンバーに囲まれて私自身も勉強になる楽しいひと時でした。皆さんの輝くひとみ、ご健筆お祈りします。
時間が足りない程で、いいメンバーに囲まれて私自身も勉強になる楽しいひと時でした。皆さんの輝くひとみ、ご健筆お祈りします。
Fグループ講師 紺野あずさ先生
Fグループは5人の予定だったが、愛知から参加予定の方がご都合のため不参加で4名となった。岡山・群馬・千葉・北海道から男女2名ずつの形。
男性が演歌系、女性が歌謡ポップス系の作品。イスラムに関するフレーズが出た時、イラン在住経験があるという参加者がアドバイスする場面もあった。
通信のメロ先楽曲を紹介すると、通信講座申し込み希望となった。
男性が演歌系、女性が歌謡ポップス系の作品。イスラムに関するフレーズが出た時、イラン在住経験があるという参加者がアドバイスする場面もあった。
通信のメロ先楽曲を紹介すると、通信講座申し込み希望となった。
Gグループ講師 吉井省一先生
20代から70代まで幅広い年齢層で、理解し合えるだろうかと心配でしたが、詩を愛する仲間同士に世代の壁などありませんでした。
お互いに作品への感想や意見を自由に述べ合って、私の話にも熱心に耳を傾けてくれました。
帰る時に見せてくれた参加者の笑顔に、忘れかけていた大切なものをもらった気がしました。
お互いに作品への感想や意見を自由に述べ合って、私の話にも熱心に耳を傾けてくれました。
帰る時に見せてくれた参加者の笑顔に、忘れかけていた大切なものをもらった気がしました。
Hグループ講師 高須はじめ先生
9月29日、当協会事務所において、受講者と私を含め6名が集まった。
受講者の自己紹介から始まり、私からは、本日のテーマとして作詩の基本の大切さを、つまり、作詩はメロディーが付くことが大前提であること、また、詩の形作りや抑揚は起承転結が不可欠であることを改めて気づいてほしいと切り出した。
その後、受講者の作品を題材として各自が感想を話し合いながら、人それぞれ思考の違い等、作詩の奥深さを感じ合った。
受講者の自己紹介から始まり、私からは、本日のテーマとして作詩の基本の大切さを、つまり、作詩はメロディーが付くことが大前提であること、また、詩の形作りや抑揚は起承転結が不可欠であることを改めて気づいてほしいと切り出した。
その後、受講者の作品を題材として各自が感想を話し合いながら、人それぞれ思考の違い等、作詩の奥深さを感じ合った。
参加者の声 (アンケートより抜粋)
- 俄然やる気が出た。新人賞くじけず頑張りたい。
- 作詩するにあたって日常の感性やアンテナを張ることの大切さ、言葉の伝え方など学ぶことが沢山あり、本当に役に立った。
- 作品の種を見つける・アンテナを張って行く事を改めて意識した。自分では良いと思っていても、しつこい表現になっている部分もあり、他人の意見を聞けるのは貴重だった。
- 他の詩の感想を聞かれないで良かった(自分はまだまだ人の作品を評価するまでに至っていない)
- とてもアットホームな雰囲気で良かった。少人数で楽しかった。
- すでに作詩活動をされている方の話も聞けて参考になった。先生からいただいた講評を読み直して、再度書き上げたい。
- 静かな環境の中、皆さんと楽しくディスカッションできて、いろいろな世界観を学ぶことができました。
- メロ先がテーマの勉強会があれば参加したいと思った。
- 1年に1度ではなく、2回くらいやってほしい。
- 少人数制のアットホームで沢山の情報を得られ、勉強になった。次回も参加したい。台風シーズンの夏・秋は延期になるので春頃にお願いしたい。
第3回 作詩塾 東京 【作詩講座2023】
2023年8月19日(土)・20日(日) 東京渋谷 アットビジネスセンター
第3回作詩塾・東京が2023年8月19日・20日、13時半より東京渋谷駅前のアットビジネスセンターで開催されました。1、2回目と同様、対面による作詩講座です。
8月19日の皆さん
心を込めて書いた詩を、声を出して他の人の前で読むことは、気恥ずかしい思いもあるようですが、どんな想いで書いたのかということを大いにアピールできるチャンスです。また読みながらつっかえる箇所は、どこか流れがギクシャクしていることも多いので、それに自分自身が気づくというメリットもあります。
真剣に和やかに
初めて1グループ1部屋という形で行われ、他のグループの声や様子に気を遣うことなく、1編1編にじっくりと落ち着いて取り組むことができたので良かったという参加者の感想がありました。
ご参加の全員の方から寄せられたアンケートには、次のような思いが綴られていました。
参加者の声 (アンケートより抜粋)
- 講師の話はもとより、他の人の気持ちが色々あることが分かり参考になった。
- 「彩」「五感」「皮膚感覚」を意識する。
- プロの先生に直接お会いし、アドバイスをいただけるのはありがたい。
- 自分の詩の未熟な点に気づいたので、今回の講評を受けて書き直したい。
- 何度も参加したいので、これからも塾をお願いしたい。
このように参加して良かったという感想ばかりで、マイナスな思いをされた言葉が無かったのは、作詩塾を開催した意味があったと思われます。
また、感染症対策として講座中のマスク着用は個人の判断とし、全体的にお互いの声も聞き取りやすかったようです。
8月20日の皆さん
たくさんの笑顔と名残惜しさと・・・今回も貴重な時間を共有できたのではないでしょうか。第4回、第5回・・・これからもこの作詩塾を予定しておりますので、大勢の皆様の参加をお待ちしています。
第2回 作詩塾 大阪 【作詩講座2022】
2022年10月30日(日) 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
第2回作詩塾・大阪が2022年10月30日大阪国際会議場で開催されました。同年3月に東京のホテルルポール麹町で開催された対面による作詩講座の第2回目です。
熱気のこもった講座
参加者の作品を深く掘り下げる講座をと、参加者をいくつかのグループに分けそれぞれのグループに6~8名、そこに講師が2名加わるという形式で行われました。第1回では、広い会場に全グループを配置しましたが、今回は各個室に2グループという形に変更しました。依然として感染症対策のため、グループ同士の間隔をとり、マスク着用ではありましたが、前回に比べ、お互いの声は聞きやすくなったと思います。
当日は第二回ということもあり、さらに熱気溢れる講座になりました。前回に引き続き参加された方もいらっしゃいました。各グループ分けは、年齢、性別のバランスを考え構成しました。
作詩は答えのない答え探しのような作業です。同じ言葉や表現でも、ある方にとってはNOでも、ある方にとってはYESだったりします。自作や他の方の作品について、感想や意見を述べあうことで、それぞれの道筋を探していく。様々な視点から述べられる意見は時に漠然としたものもあったりもしますが、歌が大衆に向けて作られるものであるとすれば、そういった意見もまた現実的なものとして参考になるものです。
閉講式そして講師の感想や意見は、プロの経験値からの視点という意味で、参加者の参考になったと思います。
閉講式
アンケートを拝見すると、半数以上の方がプロの作詩家を目指していらっしゃるようでした。その点からも、貴重な時間になったのではないでしょうか
今回は顧問であるもず唱平先生がお見えになり、各グループを回られ、閉講式ではこの講座が大変有意義だとの感想も述べて頂きました。第3回も予定しています。たくさんのご参加をお待ちしています。
参加者の声 (アンケートより抜粋)
- 軽い気持ちで参加しましたが、先生の熱いご指導でもっと勉強してみたいと感じました。
- なかなか身近に作詩の先生にアドバイスをいただく機会が無いので、とても勉強になりました。
- 東京でも大変参考になり楽しかったので大阪でも参加。松井五郎先生と初めてお話させていただき、本当にうれしかった。
- 自分以外の人の意見を聞くことで、自分では気づかなかったことに、もっと注意を払わないといけないことがわかりました。
- 言葉に対する考え方がいろいろあることが勉強になりました。
- ただ漠然と作詩をしていましたが、ポイントやどうしたらもっと良くなるかしっかりアドバイスしてくださったので、今後につなげていけると思いました。
- 原先生から「縁」が大事ですというお言葉をいただき、今回のご縁を大切に心に刻み、教室で学んだことを更なる励みとして頑張ってまいります。
第1回 作詩塾 特別作詩講座2021
2022年3月19日(土) ホテル・ルポール麹町
昨年より検討を重ねて参りました作詩塾でしたが、開催にこぎつけるにあたり、問題は山積しておりました。ひとつにはコロナ禍における受講生の安全面には殊のほか留意をいたしました。
緊急事態宣言発令があった場合、開催を取り止めるなどは必須の事柄としておりました。
小人数によるグループセッション
次に講師は協会役員が担当する勉強会です。募集定員は何名とするか。その結果2名の講師で6名の受講生を担当する。8名1グループを□型に配置することに決定しました。受講者は作品一編を添えて申し込む。従って48名を定員とする決定に至りました。
しかし初めての事業ゆえ、どのくらいの応募者が見込めるのか危惧しておりましたが、嬉しいことに十分過ぎるご応募を戴きました。
北は岩手県、西は長崎県に至る各方面からの参加希望がありました。
応募者が多数だったため、抽選とさせて頂きました。
開催当日は1グループごと8枚のパーティションを設置し、テーブルには人数分のお水とお茶が用意されスタート。
松井五郎さんの講評に、熱心に聞き入る受講者
まず作者が自作の詩の朗読することから始まります。音声がパーティションに遮られて聞こえにくいという事実もありました。しかし日頃得られない集まりの中での対話、それはそれぞれの心を熱くしたように思います。
一作品25分の持ち時間に、意見交換を活発に、楽しい時間、全体での3時間はあっという間に過ぎて行った感じです。
講師を担当した役員も、熱心な受講者の姿勢に感激したと話しています。この「第一回作詩塾」
開催はとても良かったと実感しております。
参加者からアンケートに沢山のお応えを頂戴致しました。
「またやってください」「次はいつですか」など下記にも沢山掲載しましたので、ご覧ください。
参加者の声 (アンケートより抜粋)
- 自分ひとりで書いていると、どうしても一人よがりになるため、先生方の意見が参考になってよかった。
- 落語、都々逸などからヒントをもらい、作詩すること有り。作詩するとは歌にした時どうなるか・・・意識することが大事だと改めて思いました。
- 自分本位の書き方を反省。説明をしなくても詩の内容だけで分かる書き方をもっと勉強します。
- オープンに意見交換できて有意義だった。
- 大変勉強になりました。大きな気づきがたくさんありました。とても楽しかったし、もっともっと勉強したいと思いました。ありがとうございました。
- 先生方に自分の作品を見ていただくことはとても良い勉強になりました。欠点などその場で直して、先生方のテクニックも見せていただきました。