ご挨拶

「原点回帰」

会長 石原 信一

会長 石原 信一 一般社団法人日本作詩家協会は、1965年に設立された伝統ある作詩家の団体です。2020年、記念すべき55周年を迎えます。
 現在会員数は934名。作詩家のみ集う法人化された日本唯一の団体であり、音楽作家団体としては最大の規模を誇り、作詩の普及、著作権の保護、わが国の音楽文化の発展に寄与する目的で設立されました。
 初代会長がサトウハチロー先生。そして、藤浦洸、西沢爽、石本美由起、星野哲郎、湯川れい子、里村龍一、喜多條忠の錚々たる先生方が会長を歴任してこられました。このたび新たに第九代会長として、昔詩人にあこがれてサトウ先生の門を叩いた私が、めぐりめぐって会長に選任されました。身の引き締まる思いと同時に、コロナ禍で音楽業界が自粛の状況下、真っ白な世界に詩を書くように、原点を見つめなおす時期であると感じております。作詩家協会の使命、作詩家協会の役割を、会員のみなさんと共にいま一度胸に問いながら、絆を強くして立ち向かって行きます。
 一般社団法人の責務である公益的事業にも積極的に取り組んでまいります。協会最大の事業である「日本作詩大賞」、ならびに「新人賞」。作曲家協会と共同企画の作詩・作曲コンクール「ソングコンテストグランプリ」。そして今年から協会役員が全国規模で行う「特別作詩講座」(仮称)を控えています。かつて経験したことのない未曾有の災いの中で、いま私たちは新しい生活様式を求められています。新しい音楽様式の模索も始まっています。それは音楽の可能性が未来に広がるということではないでしょうか。

原点を見つめ未来に向かう。
どんな時代にも歌がなくなることはありませんでした。歌は歌い継がれ、また新しい歌が誕生して、歌は継続されて行きます。
歌は永遠に人に寄り添って生きる文化だと思います。
日本作詩家協会は、常にその一翼を担う存在でありたいと願っております。

<< 主な作品 >>
「ファイターズ讃歌」   ささきいさお
「しぐれの港」  氷川きよし
「かけめぐる青春」  ビューティ・ペア
「男の流儀」  三山ひろし
「Lui-Lui」  太川陽介
「雪恋華」  市川由紀乃
「越冬つばめ」  森昌子
「最北シネマ」  松原健之

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