2008年
平成20年度 第41回日本作詩大賞 受賞作品発表
日本作詩大賞
「 海 雪 」
作詩 秋元 康
作曲 宇崎 竜童
編曲 多田 三洋 / 鈴木 豪
歌唱 ジェロ
制作 ビクターエンタテインメント(株)
優秀作品賞
「 置き手紙 」
作詩 いで はく
作曲 杉本 真人
編曲 ユ・ヘジュン
歌唱 堀内 孝雄 / 藤本 美貴
制作 (株)アップフロントワークス
「 木曽川しぐれ 」
作詩 水木 れいじ
作曲 弦 哲也
編曲 南郷 達也
歌唱 川中 美幸
制作 (株)テイチクエンタテインメント
「 望郷ひとり泣き 」
作詩 鈴木 紀代
作曲 西 つよし
編曲 伊戸 のりお
歌唱 長山 洋子
制作 ビクターエンタテインメント(株)
特別賞
川内 康範
テレビ東京特別賞
氷川 きよし
平成20年度 第41回 日本作詩大賞新人賞 受賞作品発表
本年日本作詩大賞新人賞に応募総数1,879編のご応募いただき、ありがとうございました。
最優秀新人賞
「 夢っ娘アカネの三度笠 」
作詩 篠原 芳文
作曲 水森 英夫
編曲 南郷 達也
歌唱 沖田 真早美
制作 徳間ミュージックジャパンコミュニケーションズ(株)
優秀新人賞
- 「未練酒」
- 山本 陣
- 「うちの宿六」
- 大関 三千雄
佳作
- 「能登は父父楽」
- 浅瀬 敞
- 「人生やりくり物語」
- 高久 茂男
- 「あうんの呼吸」
- 山口 雄也
- 「
追儺 」 - 山田 孝吉
- 「愛妻譜」
- 麻木 夢子
- 「波止場のすて猫」
- 貴船 翠風
- 「夜の鶴」
- 青山 幸司
- 「於母影荵艸」
- 秋原 美眞
- 「酔いどれ女の数え唄」
- 加藤 治義
- 「そんな息子と呑む夜は」
- 川本 重生
- 「越後 信濃川恋歌」
- 泊 大輝
- 「二月のおとぎばなし」
- 野村 義彦
「いい歌を残すための歌会議」(東京・麹町) 平成20年10月18日に開催されました。
過去10年間、日本各地で大勢の人々を集めて開催された歌会議は11年目を契機に新しいスタートを切った。
異常気象で汗ばむ陽気の10月18日(土)ホテル・ルポール麹町には150名余の人が集い、高畠・水木両理事の司会のもと、講演・シンポジウム・交流会と有意義なひとときを過ごした。
何よりも今年は大輪の花のような湯川新会長のオーラが、終始華やかで和やかなムードを会場に醸し出していた。
そして司会者から列席した理事の名前と共に各々の代表作品名が告げられる度、参加者から『ああ(あの人があの歌を!)』と感嘆の響めきが起き、その歌を愛する聴衆との心の触れ合いが実感された。きっとそれらの歌はいつまでも愛され続け歌い継がれていくに違いない。
講演ゲストの作曲家大谷明裕氏。ご自身の経歴など語られた後「しっかり時代を見つめ、自分のコトバを届ける」「売れる作品を創ろうと意識せず、良いものを創れば必ず(人の心に)引っかかる」等作家としての真情を熱く語った。
その後は、10人の参加理事全員による面白くて為になるショートスピーチが繰り広げられた。
休憩を挟んでパーティ形式の交流会へ。美味しい食事や、ゲスト歌手井出せつ子さんによる「女の秋」他の歌唱、そして大谷氏自らギターを弾いての「風来ながれ唄」の熱唱、恒例の色紙プレゼント等々、楽しい雰囲気のうちにいい歌を残すための歌会議は終了した。
20年度 総会・懇親パーティ
新役員一同 |
湯川会長ご挨拶 |
ジャスラック 船村会長ご挨拶 |
朝妻一郎氏 |
テレビ東京社長 島田昌幸氏 |
小林 亜星氏 |
都倉 俊一氏 |
湯川 れい子会長 |
岡 千秋氏 |
平尾 昌晃氏 |
前理事の木下龍太郎氏、ご逝去
当協会、前理事の木下龍太郎氏は、かねてから病気加療中でありましたが、平成20年9月22日午前6時38分、肺がんのためご逝去されました。
ここに謹んでご冥福を申し上げます。(享年70歳)
- 「忘れな草をあなたに」 (菅原洋一・倍賞千恵子)
- 「鳥取砂丘、釧路湿原、五能線、熊野古道」 (水森かおり)
- 「あんたの花道」 (天童よしみ)
およげ!たいやきくん ギネスブックに!!
昭和50年に発表され、子どもから大人まで巻き込んでの大ヒットとなった「およげ!たいやきくん」が、ギネス世界記録に認定・掲載されることになりました。
協会会員の高田ひろおさんが、フジテレビの幼児番組"ひらけ!ポンキッキ"の挿入歌として書かれた作品です。(作曲・佐瀬寿一)
まいにち まいにち
ぼくらは てっぱんの・・・
子門真人さんの声量あふれる歌声は、当時のサラリーマンの間でも大フィーバーしました。
発売以来11週に渡りチャート1位に輝き、450万枚という記録的な売り上げは、日本の最も売れたシングル・レコードと評価され、今回の認定となりました。
3月5日にポニー・キャニオンよりCDが再発売され、いまもオリコンチャート上昇中です。
高田さんは、童謡から歌謡詩、また童話・絵本を幅広く手掛けている詩人。
Culture First -はじめに文化ありき-
私たちは、流通の拡大ばかりが優先され、作品やコンテンツなどの創作物を単なる「もの」としか見ないわが国の昨今の風潮を改めるべく、文化の担い手として社会に喜びと潤いをもたらす役割を果たしてゆくことをあらためて表明するとともに、次の3つの行動理念を掲げ、最先端の知財立国として、世界に冠たる「文化(Culture)」が重要視される社会の実現を求めます。
(1)文化の振興こそが、真の知財立国の実現につながることについて、国民の理解を求めるとともに、その役割を担っていくことを表明します。
(2)経済の発展や情報社会の拡大を目的としたどんな提案や計画も、文化の担い手を犠牲にして進められることのないよう、関係者並びに政府の理解を求めます。
(3)知財先進国の経済発展を支えるのは、市場を賑わす種々の製品だけでなく、文化の担い手によって生み出される作品やコンテンツの豊かさと多様性でもあることを強調します。
※詳しくはこちら(PDF) → 【資料5】 【資料6(最新版)】
韓国音楽著作権協会KOMCAとのパートナーシップ共同声明に調印
JASRAC(会長:船村徹)とKOMCA(韓国音楽著作権協会・会長:チ・ミョンギル)は、昨年12月10日の相互管理契約締結を契機に、今後、両団体の協力関係をさらに強化し、両国の文化交流の促進に寄与するため、1月21日、千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で「JASRAC/KOMCAパートナーシップ共同声明」に調印しました。
当日開催した調印式では、船村会長とチ会長が共同声明に調印、また共同声明の趣旨について、加藤衛JASRAC理事長が基調説明を行いました。
調印式終了後は祝賀懇親会を開催し、国会議員、日韓の関係官庁、音楽利用団体・事業者、関連団体、報道関係者など、およそ170人が出席しました
祝賀懇親会
調印式出席者に加え、衆参国会議員、関係省庁、権利者団体、利用者団体など多数の来賓を含め約170名が出席して開催した。 船村会長、チ会長が出席者に対して謝辞を述べた後、江田五月参議院議長および韓国大使館カン・ギホン韓国文化院長から祝辞が述べられた。(カン・ギホン院長が公務により欠席のため、ミョン・スヒョン韓国文化院課長が祝辞を代読) 続いて、安倍晋三前総理大臣、池妨保子文部科学副大臣をはじめ各国会議員、民放連・広瀬道貞会長(乾杯発声)、日本漫画家協会・松本零士常務からも祝辞が述べられるとともに、CISACエリック・バティスト事務局長、WIPO東京事務所長など国際著作権関係者からの祝辞が各々披蕗された。 懇親の間、多くの出席者がKOMCAチ会長、他KOMCA出席者と挨拶・歓談を交わし、盛会のうちに終了した。
報道について
船村会長とKOMCAチ会長の対談記事が、スポーツ報知22日朝刊に掲載された。
また、共同声明調印の模様は、日本テレビ、NHKで放映されたほか、読売新聞、毎日新聞やネットニュースで広く報道された。
記
「JASRAC/KOMCAパートナーシップ共同声明」
JASRACとKOMCAは、2007年12月10日、韓国ソウル市において相互管理契約を締結した。この契約調印により、日韓両国における音楽著作権保護が確固たるものとなり、音楽文化のさらなる交流・発展が期待される。
このことを踏まえ、両団体は未来志向的なパートナーシップ関係を構築し、これを発展させていくことが、音楽のみならず両国における文化全般の交流のさらなる促進に寄与するものであることを相互に確認し、以下の協力・連携関係を推進することを宣言する。
1.両団体間の交流の推進
両団体は、両国におけるより適正な音楽著作権保護のため、情報と意見交換を一層緊密にするとともに、両団体の人的交流を積極的に推進し、管理レベルの向上と発展に努める。
2.文化交流のための協力と支援
JASRACは、日本国内に現存する韓国音楽作品の文化的資料および関連する情報の収集と調査について、全面的にKOMCAに協力し、かつ支援する。
3.記念事業の開催
両団体は、相互管理契約の締結を記念し、日韓文化交流の促進に寄与するため、連携して共催事業を実施する。
2008年1月21日 東京にて
※詳しくはJASRACまで