ご挨拶

「歌は泉のほとり」

会長 喜多條 忠

会長 喜多條 忠 一般社団法人日本作詩家協会は、日本でただひとつ認可された、作詩家だけの団体であります。会員は1000人を超えています。
 初代会長はサトウ ハチロー氏。
 協会は、様々な問題から会員の著作権を守り会員の皆さんの親睦を図り、助け合い、励ましあえる唯一無二の素晴らしいコミュニケーションを結ぶ団体を目指しています。
 私達会員の大事な目標としては、近来とみに乱れの目立つ、日本語の美しさを取り戻すことがあると思います。
 そして歌としてのリズムの心持良さ、心情の純粋な吐露、歌の言葉を通じて、人と人、心と心をつなぎあえる喜びを獲得したいとも強く念じています。
 とりわけ、将来の日本を支えていく子供達に、美しい日本語の詩を伝え、いつまでも歌い継がれていくような歌をも、後世のために是非、沢山残していきたいとも思っています。
 それぞれの、ひとりひとりの人生の中で、歌は何度となく登場しているはずです。
 絶望した時、生きてゆくちからを失くした時。失恋や、人に別れを告げなければいけない時、夕陽や、あるいは星空をみつめて、気がつけば口を突いて出て来た歌がきっとあるはずです。そういった歌は、ひとりぼっちの淋しさや、哀しみから、あなたをいつも救い出してくれたことでしょう。
 幸せなことに、我々、作詩家協会の会員は全員が、そんな歌を作る送り手の立場なのです。ヒットしたとか、ヒットしなかったとかは全く関係ありませんね。自分の送り出した歌が、たったひとりでもいい、これは自分の唄だと言って歌ってくれる人が居ればいいのだと思います。歌は心をつなぎます。
 汗も涙も愛も全てを込めた歌を書くもの同志が集い助け癒しあう場所。それが日本作詩家協会という「知性の泉のほとり」であって欲しいと思っています。

<< 主な作品 >>
「神田川」   南こうせつとかぐや姫
「メランコリー」  梓 みちよ
「暑中御見舞申し上げます」  キャンディーズ
「いつか街で逢ったなら」  中村 雅俊
「ハロー・グッバイ」  柏原 よしえ
「スポットライト」  山内 惠介
「凍て鶴」  五木 ひろし
「肱川あらし」  伍代 夏子

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