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日本作詩家協会50周年記念大賞プレI 受賞作品発表

受賞作品 楯
 
司会 湯浅 明氏 受賞者3名
司会 湯浅 明氏
受賞者3名
<大賞> 「晩夏」山吾 充六 「晩夏」山吾 充六

<大賞>   「晩夏」  山吾 充六

<授賞の声>
─ 麹町の坂 ─

 櫻がいとおしいのはアッサリと滅びゆくからです。初恋も似ています。まずは成就せず、これもアッサリと滅びます。
 しかし人の末期は、なかなか上手くゆきません。老いて虚ろな母の晩年を、滅びゆくものへのいとおしさを込めて、今回の「晩夏」の詩にしてみました。
 それにしても青天の麹町の霹靂。思いもよらぬ賞を戴き、真逆の坂とは、麹町の坂でした。先生方に言葉をかけて戴き、皆様の熱い心に触れ、興奮の坩堝。未だ興奮さめやらず。さめやらず。

<優秀賞> 「うしろめた屋の落し文」紺野 あずさ <優秀賞> 「うしろめた屋の落し文」紺野 あずさ

<優秀賞>   「うしろめた屋の落し文」  紺野 あずさ

<授賞の声>
─ ちょっとだけのうしろめたさ ─

 この度は優秀賞を頂きまして、本当にありがとうございました。
理事の先生方が選んで下さったことが、何より嬉しく、がんばれよという励ましを頂けたように思っています。
 この作品は、数年前からあたためていた 物で、私の中では大切にしていた1篇でした。年賀状という、誰に見られるかもしれない消息に、ほろ苦い想いをさり気なく忍び込ませて、ちょっとだけのうしろめたさを、自分の心に問いかけてみました

<優秀賞> 「浜辺の秋」田口 葉一 <優秀賞> 「浜辺の秋」田口 葉一

<優秀賞>   「浜辺の秋」  田口 葉一

<授賞の声>
─ 優秀賞に寄せて ─

 今回、作詩家協会五十周年記念大賞で、思いも寄らなかった優秀賞をいただき、感動と感謝の日々を過ごしています。
 憧れの喜多條先生からの評価は、大きな励みになると共に、これからも創作活動を続けて良い、という免許書をいただいたように思っています。
 今後は『アイツに賞をやったのは間違いだった。』と言われないよう、おごらず、恐れず、そして自由に、ひとりでも多くの人の心に届く作品を創り続けます。
 本当にありがとうございました。

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